マウスピース。
歯科に行って提案された事ありませんか?
これまで私は、マウスピースというと「マウスピース矯正」というものがある程度の認知度しか持っていませんでした。
マウスピース矯正に期待する効果としては、歯並び矯正ですよね。
私は歯並びが悪いのですが、それでも矯正する気はありませんでした。
それが先日歯科医へ定期検診に行った際の事です。
「マウスピース試してみませんか?」と提案されました。
ところが今回提案されたのは歯並び矯正ではなく、寝ている間に無意識に行う「歯ぎしり」から歯を保護する為との内容でした。
結果的に私は就寝用のマウスピースを作成してもらう事になりました。
その背景やマウスピースで歯ぎしりから歯を保護する事で得られる効果をわかりやすくまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
目次
マウスピースで歯ぎしりから歯を保護すべき理由とは?
まず、就寝時にマウスピースをつける理由は以下です。
- 歯ぎしりで歯を削ってしまわないように保護する
- 奥歯を食いしばる事で、顎や肩や首にかかる負担を軽減する
- 顎関節症の悪化を防ぐ
歯ぎしりは思った以上に歯に強い力がかかっているようです。
それにより歯自体が削れてしまったり、虫歯治療した際の被せ物が劣化したりするとの事。
また、歯を押さえつける事で鈍痛の症状が出る方もいるそうです。
さらには、顎にも大きな負担がかかっている為、顎関節症が悪化する事もあるとか。
私自身はというと、正直どれもピンとこなかったんですが、私がマウスピースを試そうと思ったのは、長年の付き合いである偏頭痛に効果がある場合があるという内容を聞いたからです。
マウスピースを装着する事で得られる効果とは?
マウスピースを装着する事で得られる効果について考えてみましょう。
- 歯ぎしりによる筋肉の緊張を和らげられる
- 顎関節症の予防効果が期待できる
- 精神的な不安が払拭できる
歯ぎしりは肩や首に緊張をもたらせます。
私も歯ぎしりの怖さを聞いてから意識すると、やはり朝起きた時に奥歯を強く食いしばっている事に気づきました。
肩こりや首のこりが頭痛につながる事を私は経験で知っていましたので、これは理論的に試す価値があると判断出来ました。
不思議な話ですよね。
これまで意識していなかったからか、一度も気にした事がなかったんですけどね。
私の場合、実際に奥歯の被せ物が一部削れて剥がれていましたので、それをみて歯科医師さんは提案して下さったようです。
マウスピースが出来るまでの工程とは?
まず、歯医者へ行き型を取ってもらう必要があります。
私の場合は平日仕事なので土日しか行けませんでしたから、2週間後に予約しました。
次に訪問した際は、前回型と取ったマウスピースを実際にはめながら、フィット感を増すための微調整が始まります。
削って、洗って、はめて。
これの繰り返しです。
ストレスなく装着できるようになったら完了です。
この調整を誤ると、せっかく作ったマウスピースが不快になる為、継続できず効果を得られなくなる可能性があります。
変に妥協せず、納得いくまで調整してもらいましょう。
マウスピースを装着してみて感じた事をレビュー。
マウスピースが完成した夜、早速装着して寝てみる事にしました。
やはり最初は慣れませんね。
口の中にあるマウスピースに違和感があって、寝られるか不安になりました。
しかし、不安をよそにあっさり眠りにつきました(笑)
慣れないうちは目覚めると無意識にマウスピースを外している事がありました。
ただ、これも慣れでしかなく、今はマウスピースを忘れて寝落ちした場合、不安になりますからね。
マウスピースを試して1ヶ月が経過。その効果とは?
率直に私が実感した効果と所感をまとめます。
- 朝起きた時に食いしばっている事に気付いた
- 歯の鈍痛がなくなった
- 頭痛が減った
- 何より目覚めた時に肩が軽い感じがする
私にとって十分すぎる効果でした。
マウスピースを装着する事で、自分の噛み癖を認識しました。
そして、時折やってくる不定期な奥歯の鈍痛。
これは虫歯ではなく、噛み癖によるものだったんですね。
何よりも嬉しかった効果はやはり頭痛の回数が激減した事です。
寝起きから痛いという事はほぼありません。
それを裏付けるように、朝起きた際に肩周りが軽いように思います。
言っても5000円程度のもの。
歯医者さんの提案に乗ってみてよかったです。
マウスピースについてのまとめ
最後にマウスピースについて私なりに要点をまとめてみました。
- 睡眠中に無意識に行う歯ぎしりは歯にかなりの負担をかけている事を知る。
- 歯は失うと取り戻せないので、永久歯を大切にし、寿命を伸ばす事が重要。
- マウスピースは歯を保護するだけではなく、噛み癖防止にも効果がある。
- 肩こりが緩和し、歯痛はもちろん偏頭痛も緩和した。
同じような悩みがある方は是非試されてはいかがでしょうか。
気になる方はかかりつけの歯医者さんに相談してみて下さい。
本日も最後までお読み下さり、ありがとうございます。